テンスターヘナカラートリートメントは、髪の毛表面に色素を吸着させる方法で白髪を染める白髪染めです。
美容室で自宅でセルフケアしたいけど、どんな染め方をしたらいいか?って聞いたら、「ヘナで白髪染めするのが一番髪や頭皮にいいよ」なんて言われた人、案外多いのではないでしょうか?
本格的にヘナ100%で白髪染めするとしたら、手間も大変だけど、まずはヘナ100%のものを選ぶのも難しいでしょう。
そんな人がたどり着くのが、ヘナも入っていて簡単に染められるテンスターヘナカラートリートメントではないでしょうか?
私の友達も2年前にこのカラートリートメントをずっと”「ヘナ」で染めている”と信じて使っていました。
確かに・・・サロンでの白髪染めがキューティクルを開いて色素を入れるのに対し、カラートリートメントは、キューティクルを開かず色素を吸着させるので、髪の毛にほとんどダメージを与えません。
その点では、髪にやさしいので、正解です!ただ、ヘナで染めているわけではありません。
テンスターヘナカラートリートメントのメイン成分は、HC染料を塩基性染料なのです。せっかく使うのなら、成分についてはしっかり理解しておきましょう。
目次
ちゃんと染まる?他のヘアカラートリートメントとの違い
テンスターヘナカラートリートメントは髪の毛に優しいとHPでも紹介されています。
となると、染まり具合や色モチが気になるところですね。ヘアカラートリートメントは、ヘアマニキュアと同じで、表面に染料をコーティングするタイプの白髪染めです。
一度染めても日常生活や毎日のシャンプーで染料が剥がれ落ちてくるので、定期的に染めなおす必要があります。
しかしその頻度はカラートリートメントの商品によっても違うので、なるべく染まりが良く色モチの良い商品を選びたいところですよね!
テンスター ヘナカラートリートメントの特徴
- HC色素(キューティクルを開かず浸透する色素)が配合されている
- 塩基性色素(キューティクルの隙間に入り込む色素)が配合されている
- ヘナエキスとケラチンが髪の毛の内部を補修し、色落ちしにくくしてくれる
- クロスポリマーコーティング膜が、色素が剥がれ落ちるのを防いでくれる
このような特徴があります。髪の毛内部が補修されたところに2種類の色素が吸着、表面のコーティングで色モチを良くする処方となっているので、確かに、色モチには定評があります。
通常2,3日で色落ちが気になってくるヘアカラートリートメントですが、テンスター ヘナカラートリートメントは1週間くらい色モチすることも珍しくないという優れた商品です。
テンスター ヘナカラートリートメントの成分
せっかく髪の毛に良い白髪染めを選んだつもりでも、頭皮や髪の毛にトラブルが起こってしまうと意味がないので、どんな成分が含まれているのかは、あらかじめ理解しておくのがいいですよ。
テンスターヘナカラートリートメントに刺激が強い成分は配合されているのでしょうか。
テンスターヘナカラートリートメントの全成分と効果は以下の通りです。
テンスターヘナカラートリートメント全成分と安全性
成分名 | 効果 | 安全性 | 備考 |
---|---|---|---|
水 | 〇 | ||
ミリスチルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチン酸 | 乳化安定剤 | 〇 | |
ジメチルステアラミン、ベヘニルPGトリモニウムクロリド、(加水分解シルク/PGプロピルメチルシランジオール)クロスポリマー、ポリクオタニウム-73 | コーティング剤 | △ | シリコンの一種 |
PG、ヘキシルデカノール | 保湿・抗菌 | ○ | |
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ココイルアルギニンエチルPCA | 界面活性剤 | △ | 敏感肌の人はトラブルになることがある |
ヘンナ葉エキス、加水分解ケラチン(羊)、加水分解コンキオリン | 補修作用 | ||
シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール | 保湿剤 | ○ | まれにアレルギーを起こすことがある |
シア脂 | 保湿剤 | ◎ | |
オウゴン根エキス、アルテア根エキス、カンゾウ根エキス、ボタンエキス、オタネニンジン根エキス、カミツレ花エキス | 抗炎症、鎮静、血行促進作用 | ◎ | 生薬、ハーブエキス |
アジピン酸ジイソブチル、クエン酸Na、乳酸 | pH調整剤 | ○ | |
エタノール、BGフェノキシエタノール | 防腐剤 | △ | |
(+/-)HC青2、HC黄4、HC赤3、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、塩基性青99、塩基性赤76、塩基性茶16、塩基性黄57 | 化学染料 | 〇 |
テンスターヘナカラートリートメントには、頭皮に刺激になる成分はほとんど含まれていません。
水分と油分を混ぜ合わせる界面活性剤に心配な成分が配合されているのですが、市販のシャンプーなどに幅広く使われているので、極端な敏感肌の人でなければほとんど問題ないでしょう。
ヘナとは
ヘナはインドや北アフリカなどの地域に生息する植物で、古来よりアーユルヴェーダに欠かせない薬草として使用されてきました。
魔よけの意味もあり、お祭りの時や結婚する花嫁さんに“ヘナタトゥー”を施す文化もあります。天然のヘナはいつか色落ちするので、タトゥーとして肌に模様を描いて楽しんでいる文化がいまでもあります。
白髪染めに使用するときは、ヘナの葉を乾燥したものを細かく粉状に砕き、水を加えてペースト状にしたものを髪の毛に乗せて使います。
色素が髪の毛にコーティングされるだけでなく、ダメージヘアを補修する働きがあるので、トリートメント効果がある白髪染めとして人気です。
ヘナの白髪染めは市販で入りにくいし手間も大変
ヘナカラーで染めるには時間がかかって大変といっている人がたくさんいます。また、実際にちゃんtのしたヘナの白髪染めって市販ではなかなか手に入りません。ヘナの粉を買うくらいしかありません。
⇒参考:ヘナで自宅で染める方法
ヘナの粉に水を加えてしっかり練り、ペーストを髪の毛に乗せたら1~2時間放置します。ヘアカラートリートメントであれば最大30分でしっかり染まるので、かなり時間が掛かりますね。
また、ヘナは独特の“青臭い香り”がします。牧草のような香りと表現されることが多いのですが、しっかり染まっている時ほどシャンプーしても香りが残ってしまいます。対してヘアカラートリートメントは、嫌な香りはほとんどなく、良い香りがする商品が多いので使いやすいです。
100%天然のヘナで染めるとオレンジ色になる
ヘナの色素は鮮やかなオレンジ色です。
純度100%のヘナを使用すると、白髪がオレンジに染まってしまうので、白髪が多い人は不自然な髪色に染まってしまいます。
色味をブラウンに落ち着けるにはインディゴ(藍)を混ぜて染めなくてはいけません。
テンスターヘナカラートリートメントはどんなヘナが入っているの?
実はヘナは、粉に水を加えたペースト状のまま保存することができないほど扱いが難しい白髪染めなんです。
ヘナとヘアカラートリートメントの「いいとこどり」であるテンスターヘナカラートリートメント。
どんなヘナがどのように配合されているか、本当に効果があるのかが気になるところです。
インド産の最高級ヘナ
“ファインヘナ”というヘナパウダーを販売しているテンスターは、ヘナにこだわりを持って輸入しているとのことです。
気候によって品質が左右されるヘナですが、テンスターのヘナは一番いい時期に一番いいグレードに育ったヘナの葉が使用されています。
天然のヘナの成分の効果は?
ヘナというと、どうしても、ヘナの成分で白髪を染めるという効果が印象的なですが、テンスターヘナカラートリートメントは白髪を染めるためには利用していません。
ヘナには、別の効果として、「トリートメント効果」も高いのが特徴で、テンスターヘナカラートリートメントは、トリートメント効果としてヘナエキスを入れています。
特に、髪の毛内部のタンパク質がスカスカになってしまったダメージヘアを補修するのが得意で、髪の毛内部と外側のキューティクル、両方にアプローチすることができます。
テンスター ヘナカラートリートメントは、ヘナエキスを「トリートメント成分」として配合し、染める効果は、HC染料や塩基性染料を利用しているのです。
髪の毛内部を補修して、ハリのある髪の毛にしてくれる効果としてヘナを使っています。
テンスターヘナカラートリートメントを使っている人の口コミ
実際にテンスター ヘナカラートリートメントを使用した人の口コミを紹介します。
ダークブラウンで染め直しました。良く色が入って、自然な仕上がりで満足です。
トリートメントとしても良いですね。ツヤが出ます。
参考:レビュー
参考:レビュー
一度しっかり染めていればこのくらいのペースでも白髪だと気づかれることはないようです。
参考:レビュー
今までヘナパウダーで染めていた人や、ヘナが良いと聞いて検索してみた人、他社のヘアカラートリートメントで染まりが悪かった人などの口コミが多かったです。
「染まりが良い」「色モチする」という意見の割合がヘアカラートリートメントの中ではかなり多めですが、ヘナエキスで白髪が染められているのではなく、HC染料などになります。
この点では利尻カラートリートメントやルプルプと同じ染め方になりますね!
口コミでは、髪の毛のツヤが出る、ハリ・コシが出てきた、などトリートメント効果を感じるという口コミもたくさん見られます。
「白髪ケアしながら美しい髪の毛を育てられる」というのが、カラートリートメントの特徴ですね。使い続けてもよい商品かと思います!
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