夏本番で暑くなってくると、気になるのは汗ですよね。特に日差しが強く当たる頭は汗をかきやすいものですが、頭のべたつきが気になったことはありますか?実は頭皮のべとべとした状態は頭皮状態が悪いことのサインなんです。
しっかりケアしてあげないと、頭皮の健康に影響が出てしまいます。頭皮のべとべとの原因とスカルプケアの対策についてまとめてみましたので参考にしてください。
頭皮がべとべとしている状態・その後どうなる?
頭皮がべとつく原因のひとつは、頭皮から分泌される皮脂の量です。皮脂は体全体から分泌されますが、中でも頭皮から一番多く出ます。
もともと皮脂というのは、皮膚の水分を守って保湿してくれるという重要な役割を持っています。また殺菌にも効果があると言われています。ですから皮脂そのものは悪ではありません。
でもどんなことでも「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。皮脂が多く分泌されすぎると頭皮がべとべとして、まずは不快ですよね。それに臭いの原因になったり、かゆみがあったり頭皮が炎症したりと良くない影響も出やすくなります。
また頭皮の毛穴をふさいでしまったり、紫外線などに反応して刺激性物質になったりもするなど、頭皮への不必要なトラブルの原因ともなります。ですからしっかりとしたスカルプケア(頭皮ケア)が必要です。
頭皮の蒸れや汗、雑菌の対策は?(シャンプー編)
では頭皮のべたつきを防いで頭皮の衛生状態を健康にするにはどんな対策をしたらよいでしょうか?
ひとつの方法はシャンプーの選択を正しくすることです。シャンプーは頭皮の環境に大きな影響を与えます。適当に安売りしてる商品をカゴに入れれば良いというものではありません。また、テレビCMが沢山されているからいいシャンプーというのでもありません。
シャンプーには石鹸系、アルコール系、アミノ酸系など種類がありますが、石鹸系とアルコール系は比較的値段が安く洗浄力も強いので人気です。ただ脱脂する力が強いので、皮脂を不必要にぬぐってしまう可能性もあります。皮脂がなくなりすぎると今度は乾燥頭皮になりかねないので注意が必要です。
そんな中でアミノ酸系のシャンプーは、強すぎず弱すぎない洗浄ができるので肌にも優しく、かつ皮脂も適度に落とせるので低刺激なのが魅力です。ほかのものより少しばかり高価になりますが、肌状態を改善したい人は使うシャンプーをアミノ酸系のものに変えるのが良い選択肢の一つです。
蒸れやすい頭皮対策!スカルプケアにいいことは?
スカルプケアにはいろいろな方法がありますが、簡単に実践できるものがいくつかあります。例えば頭皮の通気性を改善するのは良いことです。
頭は髪の毛があるのでただでさえ通気性が悪くなり、結果雑菌が繁殖しやすい環境になります。ふだん帽子をかぶるのが習慣だったり、毛量が多いうえに整髪剤をたっぷり塗ったりしているなら、風通しをよくするように意識していきましょう。麻の素材で作った帽子なら通気性もよく涼しさを保ちやすいですし、帽子をやめて日傘に変えてみるのも手ですね。
またお風呂で髪を洗った後に放置しないで、しっかりドライヤーを使って完全に乾かすことでやはり雑菌対策になります。
頭皮べとべとのまとめ
頭皮のべとべとは頭皮健康によくありません。皮脂の多く分泌されすぎるとべたつきが強くなりますが、刺激の少ないシャンプーを選んで適度な頭皮の洗浄を意識しましょう。また頭皮の通気性をよくすることで雑菌対策をすることもできます。頭皮環境に気を配って、不快な臭いを減らし、デキル男の身だしなみを目指しましょう。