危険なヘアケア成分と安全な成分の見分け方とは?注意すべき成分とは?

ほとんどのヘアケア商品に含まれる成分をカテゴリーごとに、安心して使って大丈夫か、注意すべきか?について解説します。

トリートメント 危険成分

商品の裏側を見る全成分が表示してありますが、多い順に並べて記載されています。
よくない成分として紹介する成分が最初のほうに表示されていたら要注意!髪の毛と頭皮にダメージを与えている可能性があるので注意してくださいね。

水は安全な成分?

シャンプー、コンディショナー、スタイリング剤など、ほとんどのヘアケア商品で最初に表示されているのがです。

トリートメント 危険成分

とろりとした髪の毛に馴染みやすいテクスチャーを作るのに欠かせないですね。髪の毛には特に影響を及ぼしませんが、こだわる方は使用している水の産地を気にしても良いですね。

国産の水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラル含有量が少なく、肌触りや口当たりが優しく感じます。

海外の水は反対にミネラルの含有量が多く、髪質や体質によって合う・合わないが分かれる傾向なので、水ひとつとっても、敏感肌ぎみの人は注意すべきでしょう。

シリコン、オイルは安全な成分?


ヘアオイルでは主成分として、トリートメントやコンディショナーでは髪の毛のコンディショニング成分として配合されています。

ツバキやアンズなど、日本古来より親しまれてきたオイルは単体でも髪の毛の補修、ツヤを与える効果に優れています。
しかし、市販のヘアケア商品で一番よく使用されているのは「ジメチコン」や「シクロペンタシロキサン」といったシリコンオイルです。

シリコンと聞くと良いイメージが無いかもしれませんが、シリコン自体には毒性はありません。

シリコン入りシャンプーは使用後の手触りやツヤはバツグンですが、これはあくまで髪の表面に施しているコーティングの効果によるものです。髪自体のダメージが回復しているわけではないものの、手軽に艶やかな髪を手に入れたい方にとってはメリットがあるいうことです。手っ取り早く艶髪にしたいときは仕方ないとして、長く続けて使うべきものではありません。

髪の毛の調子が良くなったように「感じる」だけなので、髪の毛が健康になったわけではないのが落とし穴ということです。

特に、髪の毛表面をコーティングするため、有効成分が入り辛くなるというデメリットがあるため、カラートリートメントを使う人は注意しておかないといけません。

スタイリング剤に入っている成分は安全?


ヘアワックスやスタイリングスプレーで、髪形をキープする役割のスタイリング成分に入っているものは大丈夫でしょうか?

(○○/○○)コポリマーと書いてある成分がスタイリング成分にあたります。

2種類の成分を合成させて作られる化学成分で、中にはジメチコンなどのシリコン成分を合成させているコポリマーも。
化学成分を一切使いたくない!という人には向かない成分ですが、毒性や頭皮・髪の毛に悪影響を及ぼさないものがほとんどなので安心して使用することができます。

心配な人はコポリマーを形成している成分が重要なのでそれぞれ調べてみましょう。

保存料、防腐剤は安全成分?

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「保存料・防腐剤不使用」と謳う商品は最近増えてきましたね。

  • パラベン
  • フェノキシエタノール

上にあげた二つの成分は、肌に合わない人が多いため、配合しない商品が増えています(利尻カラートリートメントもノンパラベン)
パラベンは肌に悪いイメージがありますが、最も多く化粧品・ヘアケア商品に使用されている防腐剤で、実はお肌に悪影響を及ぼすことはまれなんです。

防腐剤無添加、防腐剤フリーと書かれている化粧品のほとんどには防腐剤が使われています。それは、3年間という長期間製品の品質を保たなければならないからです。
それでは、どのようにして防腐剤無添加という表示を使っているのでしょうか?
一つは防腐剤フリーの後に、注釈で「パラベン・フェノキシエタノール無添加」となっている場合があります。代表的な防腐剤であるパラベン、フェノキシエタノールは使用していませんが、他の防腐剤や殺菌剤を使用しています。

化粧品・ヘアケア商品は品質を3年間保たなければいけないと厚生労働省で定められているので、どうしても防腐剤を使用しなければならない状況があります。

気になる方は化粧品を手作りするしか方法はありません。

香料、着色料は安全な成分?

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ヘアケアしている時に癒される「フローラルな香り」「フルーティーな香り」はもともと、成分自体に香りがついているものもあれば、あえて香料として入れられている製品など様々です。

エッセンシャルオイルで天然の香りづけがされている場合もあれば、石油などの化学成分を合成して作られた香りが香料として使用されている場合もあります。

しかしどちらの場合も「香料」と表示されるので見分けるのは難しいです。

一般的にスーパーやドラッグストアで購入できるプチプラなヘアケア商品は化学成分由来の香料が使用される傾向にあるので、心配な方はメーカーに問い合わせることもできますが、あまり値段が安すぎるものは使わないほうがいいという判断がよいでしょう。

逆に安心できる香料を使っている製品には、「オレンジオイル使用」など天然のオイルや香料を使っていることをアピールしているので、それを目安にするのもよいでしょう。
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「皮脂をすっきり洗い流す」は要注意!危険な洗浄成分とは?


シャンプーに欠かせない成分と言えば、皮脂を洗い流してくれる洗浄剤(界面活性剤)です。

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界面活性剤は大きくわけて4種類あるのですが、その中でもラウレス硫黄Naはヘアケア商品によく入っていて、クリーミーな泡立ちになりますが、敏感肌の人には刺激が強い傾向なので注意が必要です。

毎日髪の毛と頭皮に触れる成分なので、気を遣わなければ10年後、5年後に差が出てしまうかもしれません。
まず、市販のシャンプーで使われる洗浄剤の種類を確認しておきましょう。現在は大きく分けて3種類の洗浄剤が使われています。

 

洗浄剤 洗浄力 コスト 特徴
高級アルコール系 強い 低価格 少量でよく泡立ちスッキリ洗える反面、頭皮と髪の毛に刺激が強い。
アミノ酸系 マイルド 高め 髪の毛と頭皮に優しい注目の成分だが、泡立ちやスッキリ感で物足りなさを感じる人も。
石鹸系 強い 低価格 しっかり洗えて刺激も少ないが、髪の毛がきしんでしまうのでクエン酸リンスは必須。

高級アルコール系洗浄剤は危険成分?

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このうち、一番広く使われているのが「高級アルコール系」の洗浄剤です。

テレビCMで紹介されている1本500円程度のプチプラシャンプ―で使われることの多い成分で、よく泡立ってすっきりとした洗い心地が特徴です。

  • ラウリル硫酸Na
  • ラウレス硫酸Na

上のような表示があれば高級アルコール系の洗浄剤が使われています。

実は近年、この高級アルコール系シャンプーがヘアダメージの原因になっているのではないか?ともいわれています。
以下のように言っているサイトもありますが、どうなんでしょうか?

とにかく洗浄力が強いので、余分な皮脂や老廃物のみならず、頭皮の栄養分になるはずの皮脂まで洗い流してしまうというデメリットがあります。

洗って乾かした後、確かに髪の毛にはふんわり感やしっとり感があって心地良い物ですが、これは不溶性物質の効果なので、これが髪の毛や頭皮に残留すると髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまう事もあります。

●●+Naで表記される成分は、石鹸の種類なので、必ず洗浄後に石鹸カスのようなものが残り、毛髪について、それがダメージの元になるといわれています。

しかし、ラウレス硫酸Naは石鹸カスが生じにくいほうなので、シャンプー類によく使われています。それほど問題も大きくなさそうですが、気になる人は、「グラタミン酸」「タウリン」や「グリシン」などのアミノ酸系の成分名が入っている製品を選ぶと保湿性もあり、脱脂性が少ないので安心して使えます。

値段が安いシャンプ―ではほとんどが、手触りを良くするためにジメチコンなどの「シリコン」も同時に入っているため、カラートリートメントを使っている人にとっては染まりやすさの邪魔になったりするので注意しましょう。
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アミノ酸系はどんな成分?

洗浄剤が「アミノ酸系」だと、の洗浄剤です。髪の毛のタンパク質と似ている成分であるため、頭皮や髪の毛に刺激が少ないのが特徴です。

人間の体がアミノ酸からの蛋白質で構成されていて、アミノ酸系シャンプーはそのアミノ酸系成分を洗浄成分として使用しています。

つまり、髪の毛や肌を形成している成分と同じ成分を用いているので、髪の毛や頭皮にとっては最も害の無いシャンプー剤という事になります。

 

  • ココイルグルタミン酸TEA
  • ココイルアラニンNa
  • ラウロイルサルコシンTEA
  • ラウロイルアスパラギン酸Na

上の成分がアミノ酸系の洗浄剤となります。アミノ酸系の洗浄剤は高級アルコール系よりも高コストになる傾向なので、購入するのをためらいがちですよね。

シャンプーをケチると一年後の自分の髪の毛や頭皮がどうなっているか?を考えてみると決断がしやすいのではないでしょうか?私はそのコストは美容院に通うのを節約して賄っています。
また、品質保持が難しいため実は「防腐剤」がたくさん含まれている事もあるので注意しましょう。

石鹸系シャンプーは危険な成分?

ベビー用シャンプーにも使われるくらい低刺激なのが石鹸系。昔からなじみのある洗浄剤ですが、洗った後にとにかく髪の毛が「きしみやすい」のがデメリットです。

髪の毛や頭皮が弱酸性であるのに対し、石鹸系洗浄剤はアルカリ性であるのが原因で、昔は酸性の「お酢」で中和していたという話もあります。

敏感肌の方や、肌断食などでなるべく余計な成分をお肌につけたくない方は石鹸系をチョイスする人もいますが、石鹸系のシャンプーもよいでしょう。こだわっている人は、クエン酸などで手作りリンスを作っている人もいます。
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ぜひ取り入れたい!今話題のヘアケア成分とは?


注意したい成分のほかに、髪の毛や頭皮に取り入れたい成分も紹介するので、ぜひ身近にあるものから試してみましょう!

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毎日取り入れたい成分から、たまには使いたい成分としても紹介します。
ヘアケア商品を選ぶときには、以下の成分が入っているかどうチェックをして購入するといいでしょう。

おすすめの保湿成分

頭皮と髪の毛が健康であるためには潤い・保湿が必要不可欠です。
頭皮が乾燥してしまえば、頭皮が固くなり、毛根に血液や栄養素がしっかり行きわたらないため結局は、髪痩せや白髪が増えたり、髪のダメージにつながってしまいます。

頭皮によい保湿成分

  • コラーゲン
  • ヒアルロン酸
  • セラミド
  • グルタミン酸
  • アルギニン

コラーゲンは保湿もしてくれるし、髪の表面を保護する膜の役割もしてくれます。もともと水に溶けにくいコラーゲンを溶けやすくしたのが水溶性コラーゲンで、トリートメント類によく入っています。ただし、アテロコラーゲンはアレルギーの元になりやすいので注意が必要です。

またヒアルロン酸はヒアルロン酸Naとして使われることがありますが、入れることで肌なじみもよくなりとろみが出てきますが、高価な成分なので、なかなかたくさんの量は入っていませんが、ルプルプには入っていますね。

グリセリンも同じような役割ですが、こちらのほうが安いので、ほとんどの化粧品類に入っていて、コラーゲンやヒアルロン酸と合わせて入ることで、高い保湿効果が生まれます。

頭皮によい補修成分

髪が乾燥してしまって、パサパサ、スカスカになっている状態なら、髪の毛のダメージを補修してくれる成分があるといいですね。
髪の毛ができているのと同じ成分、または似た成分が配合されているヘアケア商品を使うのがよいですね。
「PPT」が付く成分名は補修成分です。

  • コラーゲンPPT
  • ケラチンPPT
  • シルクPPT

PPT(ポリペプチド)は、タンパク質を加水分解して(酸あるいはアルカリなどと一緒に水と反応させて)結合を切断し、分子を小さくしたものを呼んでいます。

髪は一度ダメージを受けると自ら補修することができません。補修するには外的な要素を取り込む必要がありますが、髪の構成成分であるタンパク質は分子サイズが大きく
シャンプーなどに入れることができません。
そのため タンパク質によく似た性質を持っていてなおかつ分子サイズが小さく浸透しやすい特性を持つPPTが 髪の補修に効果的だという事です。

髪の毛はケラチンというタンパク質でつくられています。ケラチンやケラチンに似たシルク・コラーゲンなどを小さくしたPPTが補修する成分として有効です。

おすすめの育毛・スカルプケア成分

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健康的な髪の毛を育てる成分が入っているかどうかもチェックしておくのは必要です。

育毛成分、スカルプケア成分はたくさんあるので、代表的なものを表にまとめましたので参考にどうぞ。

 

成分 役割
アデノシン、ミノキシジル 厚生労働省認可の育毛成分
パンテノール 毛母細胞を活性化させる
酢酸トコフェロール ビタミンE誘導体。抗酸化作用に優れる
グリチルリチン酸2K(甘草エキス) 抗炎症・抗アレルギー
センブリエキス 漢方由来の育毛成分
ニンジンエキス 抗炎症・血行促進
プラセンタエキス 保湿や細胞の活性化
ローヤルゼリー 毛母細胞を活性化させる
植物エキス、エッセンシャルオイル 頭皮環境改善・リラックス効果


正しい知識をもって成分を見極めると、毎日のヘアケアも安心してできるようになるし、1年くらい続けると髪質もかなり変わりますよ。
年を重ねてもキレイな髪でいられるだけで、それだけでも自信をもって毎日が過ごせるので、エイジングヘアケアは女性にとってかなり大事!抜け毛や薄毛、髪やせなどが一度でも経験した人はこのことが痛切に感じるものですが、できることなら、経験する前に知っておきたいことですよね。
また、起こったあとでも、ちゃんと改善できるので、しっかり自分が普段使っているヘアケア剤から見直していきましょう。
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